里村工務店ブログ

日本ではキッチン・カップボードの吊り戸を、通常天井に付けて施工します。

メーカーのショールームでも天井付け展示がほとんどです。

その場合、例えば高さ60cm吊り戸の場合、下端が床から180cmになります。

(天井高2m40cmの場合)=台に乗らないと安全に出し入れ出来ません。

海外では吊り戸を下げて取り付ける事が一般的なのに・・・

海外のキッチン見ていきましょう~。

アメリカの大人気ドラマ「セックスアンドザシティ」キャリーの家。

キッチン天板と吊り戸の間が狭いのを気にされる方がいますが、吊り戸の

奥行きをフロアキャビネットより浅くすれば、作業中頭が当たらず

問題ありません。(家電を置く場合は別。)

又、IKEAに行ったことがある方は、吊り戸が低い位置に付いているのを

見た事があると思います。

吊り戸上にホコリが溜まるのを気にされる方もいらっしゃいますが、

上の方はさほどたまらないのと、伸びる掃除道具でホコリ掃除は簡単ですよ★

(私、年に数回しかホコリとりません??? が、あまりたまっていません。)

それより、日々の使い易さの方が重要かと思います。

台に乗らないと届かなかったら使わなくなるし、使わない物を詰め込んで、

物が増えてしまいます。(高い位置の捨てる作業は大変だし危険!)

弊社お施主様は、キッチン吊り戸はつけず、カップボード吊戸のみの方がほとんどです。

私がお勧めしちゃうからかもですが・・・

弊社カップボード施工例  吊り戸の下段は楽々取れる高さを身長を考慮して設定。

 

又、カップボード吊り戸の位置を天井から離す事により、視線が抜けて広く感じます。

小さな事ですが、個人的には「視線の抜け」ってかなり大事だと思います。